目次
はじめに
前々回の記事≪#4 資産形成の本質を考える~日常の生活の決算書を作成?≫
で自身の収入と支出を把握する重要性・貸借対照表の純資産の増加を確認し
日々達成感を感じていく大切さについて記述しました。
支出を削減・資産形成するために大きな役割を
果たすのが福利厚生の有効活用です。
今回は、福利厚生について確認するべき
3つのポイントについてご紹介します!
福利厚生制度について
福利厚生制度とは
福利厚生制度とは、企業が従業員やその家族の健康および日常生活
を向上させるために実施する施策・取り組みの総称です。
つまり、簡単に言うと企業が給料(報酬)以外で従業員にサービスです。
企業が福利厚生を重視する理由
先進国(特に日本)においては、少子高齢化が進んでおり
それに伴い労働人口が減少しています。
イメージこんな感じですね、、、泣
企業においても、労働者(従業員)を確保するということは
年々厳しくなっています。参考:雇用制度が激変、40歳からの職業人生、どう考える?
そこで、企業も従業員の離職を防ぐために福利厚生制度の
充実に注力しているのです。
カフェテリアプランの広がり
福利厚生制度は近年、カフェテリアプランと名称を変え
大企業では、ほとんどの企業が導入しています。
カフェテリアプランは、もともと1980年から1990年ごろに
アメリカで開発された従業員選択型の福利厚⽣の仕組み
のことを言います。
企業が設定した福利厚⽣メニューの中から
従業員が付与されたポイント内で、好きなものを
選択できる制度です
ちなみに、私の企業では従業員1人につき
40ポイント(1pt=1000円換算)で支給され
10つ程度のメニューから選択できます。
福利厚生を有効活用するポイント
ポイント① カフェメニューを円換算する
ポイントの1つ目は、カフェテリアptを円に換算することです。
メニュー | 必要ポイント | 支援金額 |
家賃補助 | 20 | 40000 |
人間ドック | 10 | 30000 |
社内預金増額 | 10 | 10000 |
住宅ローン補助 | 10 | 15000 |
例えば、このメニューでいくと
家賃補助の場合:40000円÷20=2000円/pt
人間ドックの場合:30000円÷10=3000円/ptのように
1ptあたりの円換算していくと
どのメニューを活用すればポイントを
有効活用できるかが数字で見えてきます。
ポイント② 持株会・人間ドックを一度確認する
ポイント2つめは、持株会・人間ドックが
カフェテリアプランメニューにあるかを確認することです。
カフェテリアプランは、”企業が従業員に提供するサービス”
なので企業が活用してほしいプランをお得にする傾向があると言えます。
持株会・人間ドックについては、他のプラン内容にもよりますが、
企業が従業員に活用してもらうことで享受できるメリットが多くあるので
1ptあたり円換算が高くなる傾向があります。
※持株会については、自身の企業が安定している株かどうかを確認することが必須です
ポイント③ ポイントを繰越しない
ポイント③は、賛否両論あるかとおもいますが、
ポイントを繰越しないことです。
私も社会人1年目では繰越していましたが、
大抵のカフェテリアプランの場合、ポイントが上限に達すると
ポイントが消失してしまいます。
どうしても、ポイントが余ってしまう場合
また、企業が1pt=最低○○円の価値と目安があり、
社内預金等の増額でお金に換金できることが多いので
お金に換金して投資等に回しましょう。(笑)
最後に
今回の記事は、福利厚生の有効活用について記載しました。
福利厚生を活用していくことで家賃等の支出削減、
人間ドック受診等での健康投資、
持ち株会等での資産形成が可能です。
これらを1年に1回見直すことで、
純資産を増加させることができます。
ぜひ、1度自身の福利厚生プランを確認してみてください。
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